*

ノマドワーキングとコワーキング

公開日: : 最終更新日:2013/10/14 headline, コワーキング, 特集 6,476 views

ノマドワーキングと個人力の向上

※「コワーキング・アドベント・カレンダー2011」に参加しています。

わたしはこの数年間、オフィスを持たない働き方を実践してきました。
週の9割以上を、自社オフィスの外─クライアント企業のデスクや、カフェ、レンタルオフィスなど─で過ごしています。そもそも、その自社オフィスですら、定まった席があるわけではありません。レンタルオフィススペースの共有スペースのどこかを利用しているという状態です。

この働き方のいいところは、作業の集中力を場所によってコントロールできる点。受験生が図書館で勉強するように、仕事の内容によって場所を変えて、自分のパフォーマンスをアップさせることができるのです。

自社オフィスの自分の席で仕事しなくてはならない、という、前時代のサラリーマン的な価値観に縛られると、時に、そのパラダイムが仕事のパフォーマンスを下げてしまうかもしれません。
企画書を構想する場所と事業計画書を書く場所は違って当たり前ですし、企画書を書くにしても、若者を対象にした企画と、お年をめした方を対象にした企画ではふさわしい場所が違います。

「ごはんを作るのはキッチン、食べるのはダイニングテーブル、デザートをつつくのはソファの上、と場所を変えるのに、どうして仕事だけ内容に無関係にデスクの上でしようと考える?」

ノマドワーキングは、単にどこでも仕事をする手法ではなく、個人の作業やクリエイティブワークをより効率的にこなすためのワークスタイルなのです。

ノマドワーキングを通じて、わたしたちは自分の仕事のパフォーマンスを向上させることができます。また、無駄に浪費していた時間を仕事のために活用できるようにもなります。
個人の仕事のパフォーマンスとブランディングを向上させることができる働き方です。

しかし、ノマドワーキングにも弱点があります。
「ひとりで働く」ことの心細さ。
そうなんです、人は一人では生きられません。
どんなに強がっても、どんなに自惚れても、自分ひとりの仕事をする度に、ひしひしと孤独を感じます。
そんなとき、ソーシャルメディアはひとときの憩いを与えてくれます。
「誰か、わたしの(ぼくの)言うこと、聞いておくれ」
TwitterやFacebookがなかったら、ノマドワーキングなんてやってられない、という人は多いのではないでしょうか?

コワーキングとチームイノベーション

わたしがコワーキングの存在を知ったのは、現代ビジネスの市川さんの記事。そして、たまたま昨年末に開催した「ノマドワーカーズ・ミートアップ」というイベントにPAX Coworkingの佐谷さん・松田さんをお招きしたのがキッカケでした。

そして、その後のある日のお昼前、PAX Cowarkingにお邪魔する機会を得ました。
滞在したのはほんの2時間ほど。それでも、その場に居合わせたひとたちが、瞬く間に繋がってゆく不思議な感覚を楽しませて頂きました。
過去にシェアオフィス利用の経験もあったわたしですが、コワーキングスペースは完璧に何かが違うのです。
「挨拶すること? 誰かが話題にはいってくること??」
その時は明確な言葉にすることができませんでした。

2011年。首都圏にたくさんのコワーキングスペースがオープンしました。いくつかのオープニングイベントに参加するなどしてきました。様々なJellyがあり、様々なイベントやメディアでコワーキングが語られました。
恐らく、国内でのコワーキングを語るうえで外せないのは8月に来日されたNew Work Cityのトニーさんの講演ではないでしょうか。
「コワーキングは、レンタルオフィスの話ではない。コミュニティの話なのだ」
このメッセージは、その後、わたしを仰天させることになります。

2011年秋。たいへん遅ればせながら、いくつかのコワーキングスペースを回り、コワーキングスペース運営者とお話する中で、ようやく「これはヤバい!」と悟りました。

コワーキングスペースが、ソーシャルメディアと同期しながら、とてつもなくシンプルなビジネスエコシステムになり得るということを。
そして、”コミュニティ”を起点としたコワーキングスペースは自律的なイノベーション創出のメカニクスを持つということを!!

できればその思索をこのアドベントカレンダー用のポストの前に書きとめたかったのですが、間に合いませんでした(涙)なあ。。。

コワーキングは、わたしたちの仕事をよりクリエイティブに、イノベーティブに転化する力を持っています。
その源泉は個人のチカラだけではありません。利他的なマインドを持つ仲間たちのチカラです。

他の参加者に自分のリソースを解放するというアクションを通じて、コミュニティ全体のイノベーションを最大化するというシカケを持っているようです。

コワーキングは働き方であると同時に、価値観の持ち方だとも言えます。そのキーワードは「コミュニティ」、あるいは「利他=カルマ」のようです。
その証拠に、コワーキングスペースで出会う人たちは、おどろく気持ちよい人たちではないですか!

コワーキングには、ノマドワークのような「孤独」がありません。
むしろコミュニティの「文化」があります。コワーキングスペースは、企業が構築しようと模索してきた取り組みを意外と「あっさり」と構築してしまう可能性を秘めています。

この、「とんでもない舞台装置」に気付いてしまったら、もう、ノマドワーキングだけの働き方には戻れません。
この潜在力をどこまで活かせるか? 楽しみでたまらなくなってきました。

おすすめの商品

三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリーム プライム 3&1 MSXE450000724 ブラック

筆記時の抵抗が少なく、なめらかに書けることに特化した「ジェットストリーム4+1」はぜひ一度使ってみて

レビューを読む

ケンジントン セキュリティロック MicroSaver NotebookLock MS64021

ノマドワーキングの話をするとき、見逃されがちな問題として「トイレ時のセキュリティ」を指摘しておきたい

レビューを読む

電源ケーブル(SCPH-10050)

意外と知られていない? 知ってる人は知っている? 小ネタ紹介です。 Macbook A

レビューを読む

関連記事

地方新聞に『「どこでもオフィス」仕事術』書評

日曜日、『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』の美崎栄一郎さんから、メールを頂きました。

記事を読む

「ノマドワーカー・ミートアップ」速報

お知らせさせていただいた「ノマドワーカー・ミートアップ」、約30名のノマドワーカーのみなさんにお集ま

記事を読む

電子書籍『「どこでもオフィス」仕事術』発売!

お待たせしました~! 『「どこでもオフィス」仕事術』のiPad/iPhone版がiTune

記事を読む

「ノマドワーカー・ミートアップ」開催します

お知らせです! 今回、いろんなご縁がありまして、「ノマドワーキング」をテーマにミートアップを開

記事を読む

ノマドワーキングセミナー開催しました

『「どこでもオフィス」仕事術』 View more presentations from Ken

記事を読む

ビジネスモバイル最強化計画

レッツノート関連サイトでプレゼント!

『「どこでもオフィス」仕事術』では、おススメのノートパソコンとして「レッツノート」を紹介しています。

記事を読む

ダイヤモンドオンラインで短期集中連載

ダイヤモンド社の「DIAMOND ON LINE」の書籍オンラインで、『「どこでもオフィス」仕事術』

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ノマド仕事にいいバッグ2015

わたくし、ノマドワーカーが持つべきバッグはLサイズのトートバッ

「どこでもオフィスに!」という記事書きました。

ワークプレイス戦略に関する情報を広く提供するウェブサイト「ワクスタ」(

ノマド仕事用バッグの便利商品

カバンを床に置いたときに、へたへた、と倒れてしまう・・・。これ、ノマド

英語メディアで東京近郊コワーキングスペース情報

東京の情報を英語で発信するメディア「Tokyo Cheapo」

Porter Prismトート×「カバンの中身」がノマド仕事にいい理由

会社の外で仕事をするノマドワーカーにとって、バッグは、オフィスそのもの

→もっと見る

PAGE TOP ↑